『デンマークで保育士』読みました!
先月下旬に発売された『デンマークで保育士ーデンマークの子どもたちからもらったステキな時間ー』を読みました。著者である遠藤祐太郎さんは、私の通っているデンマーク語教室のスタッフさんでもあります。しばらく前から執筆をされていて、発売されるのを楽しみにしていました。
デンマークで保育士―デンマークの子どもたちからもらったステキな時間
- 作者: 遠藤祐太郎
- 出版社/メーカー: ビネバル出版
- 発売日: 2018/05/01
- メディア: 単行本
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この本は、遠藤さんが経験したデンマークの保育の様子が様々な面から語られます。子どもたちの様子ばかりではなく、保育園での生活を通してデンマークの文化や価値観をわかりやすく伝えてくれる1冊になっています。
デンマークでは、人と人とのコミュニケーションで重要とされるのは対話であると考えられているそうです。その対話の様子も各エピソードからうかがい知ることができ、小さい子どもにも積極的に自分の考えを言ってもらう様子が印象的でした。自分の考えを他人に伝えるということは、小さい時からのその行為を繰り返すことと、大人がその機会を子どもに与えそれを優しく見守るという姿勢が大事なのだろうと思います。
そして、もう一つ、デンマークで保育に携わるチャンスをどのように得たのかというエピソードもこの本の読み応えがあることろでした。人生の岐路での選択や新しいことにどんどん挑戦していく遠藤さんの姿勢に読んでいる側も勇気や励ましをもらえる気がしました。
最近、デンマーク語に対するモチベーションが下がり気味だったのですが、この本を読んで、私もデンマーク語を使って何か経験を積みたいという意欲が湧きました。やはり実際に経験した方の話を読むということは、自分の将来のイメージを膨らませる上でも良い刺激になります。もっとデンマークのことが知りたくなるし、デンマークに行きたくなるそんな本でした。
おわり。