Room No.1122

ゆるっとデンマーク映画やデンマークについて書いています。たまにオランダの話題も…。

007/No Time To Die: James Bond blev frigivet fra 'mænds fantasier'(デンマーク語映画レビュー)

デンマーク語で書いた『007/No Time To Die』の感想です。せっかくなのでお披露目。
何がネタバレかは個人差あるので、本作を観てから読むのがおすすめ。
デンマーク語本文の下に日本語版あり。デンマーク語にすることを意識して書いたのでかたい感じする。直訳ではないので、表現が異なる部分あり。

 


James Bond blev frigivet fra 'mænds fantasier'

Den 8. oktober kunne vi endelig se No Time To Die (den nye 007 film, i det følgende NTTD) i Japan. Den engelske premiere var den tidligste i verden. Siden premieren har den solgt for $120 millioner i hele verden.

NTTD er Daniel Craigs sidste film, hvor han spiller Bond. Craigs Bond er meget anderledes end tidligere Bondfigurer. Tidligere Bondfigurer har en bestemt karakter fyldt med mandlige idealer. Det er en mand, der er mænds fantasier. Men Craigs Bond omskrev Bond fra en mand som er mænds fantasier til en realistisk mand i nutiden. I Craigs Bond er en mand der konfronterer sin egen skæbne blevet tegnet. Derfor kan det påpeges, at den del hvor de mandlige fantasier blev afspejlet er betydeligt svækket. Desuden føler vi, at målgruppen for publikum også ændrer sig. Den tidligere målgruppe for 007 var mænd, men Craigs Bond er bevidst om et mangfoldigt publikum herunder kvinder. Med denne ændring har Craigs Bond serie fundet vej ind i hjerterne hos nutidens kvindelige publikum.

I NTTD bliver en Bond som er løsrevet fra mandlige fantasier endnu tydeligere udtrykt. Det afspejler sig stærkt i relationerne mellem Bond og kvinderne i filmen. Der er tre kvinder som er vigtige karakterer i NTTD. De er Madeleine som er kvinden i Bonds liv, Nomi som er Bonds efterfølger 007 og Paloma som er en CIA agent. Bond ville før have haft seksuelle relationer til alle disse kvinder. Men i NTTD holder Bond sig væk fra andre kvinder end Madeleine. Bond smed playboysiden væk og blev til en mand der kun elsker en kvinde.

Lad os tjekke hver scene hvor Nomi og Paloma optræder. Først er der Nomis scene. Stedet hvor Bond møder Nomi første gang er hans soveværelse om aftenen. Det er et meget privat rum. I den situation holder Bond sig væk fra Nomi og relationen mellem ham og hende er ikke mere end mellem kolleger. Den anden er Palomas scene. Hendes scene er en fest hvor medlemmer af Spectre mødes. Der er en scene, hvor Bond og Paloma drikker Martini, men det udvikler sig ikke til et romantisk forhold. I relationen med Paloma holder Bond sig også til en relation som kollega. Vi kan se fra relationerne mellem Bond og kvindelige kolleger at Bond er afbildet som en mand der kun elsker Madeleine som er kvinden i hans liv.

Som nævnt ovenfor bliver Bond som er løsrevet fra mandlige fantasier skildret livligt. Relationerne mellem Bond og de kvindelige kolleger er gode krydderier i NTTD. Scenerne med Nomi og Paloma viser hans humoristisk charme. Jeg synes at NTTD fortjener at være Craigs sidste 007 film.

 


「男性のファンタジー」から解放されたジェームズ・ボンド

 10月8日、日本でもついに007の最新作No Time To Dieが公開された。イギリスでの公開が世界最早で、その後、順調に興行収入を伸ばしているようだ。

 本作は、ダニエル・クレイグがボンドを務める最後の作品だ。クレイグのボンドは、それまでのボンドと大きく異なっている。クレイグ以前のボンドは、美女、高級な酒、ギャンブルなどに囲まれ、ある種男性の理想が詰まったキャラクターであった。それは「男性のファンタジー」としての男性である。しかし、クレイグのボンドは、ボンドをファンタジーとしての男性から「現代のリアルな男性」に描き変えたのである(もちろん現実離れした部分はあるが、それは「男性のファンタジー」とは異なる部分)。クレイグのボンドでは、自分の背負っている運命と対峙するボンドが描かれてきた。したがって、「男性のファンタジー」が反映されている部分は、かなり弱められていると指摘できる。さらに、クレイグのボンドからは観客のターゲット層も変化していると感じられる。以前の007のターゲットは男性観客が中心だったと感じるが、クレイグの007からは女性を初めとする多様な観客を意識していると感じる。この変化によってクレイグの演じたボンド作品は、現代の女性観客の心を強く掴んだ。

 本作No Time To Dieでは、男性のファンタジーから抜け出したボンドがより明確に表現されている。それは、本作における「ボンドと女性の関係」に強く表れている。本作には、重要な女性キャラクターとして、3人の女性が登場する。それは、ボンドの運命の女性であるマドレーヌ、ボンドの後任の007であるノーミ、新人CIAエージェントのパロマである。以前のボンドであれば登場する女性すべてと関係を持っていただろう。しかし、本作においてボンドはマドレーヌ以外の女性と関係を持たない。本作において、ボンドはプレイボーイな面を捨て、運命の女性だけを愛する男性へと変化している。

 ノーミとパロマが登場するシーンをそれぞれ確認してみよう。ノーミと初対面するシーンの中心となる場所は、夜の自宅の寝室という非常にフライベートな空間である。このような空間に女性を二人きりというシチュエーションにあっても、ボンドはノーミと距離を保ち、仕事仲間という関係以上には発展させない。パロマとのシーンは、スペクターたちの集うキューバのパーティ会場が中心だ。このシーンでは、タキシード姿のボンドと美しいドレスを身に纏ったパロマによる激しいアクションが見物となっている。ここでは二人でマティーニを飲むシーンもあるのだが恋愛関係には発展しない。パロマとの関係においても、ボンドは一貫して仕事仲間という関係を保つのだ。ノーミやパロマとの関係からは、本作におけるボンドが運命の女性であるマドレーヌだけを愛する男性として描かれていることがわかる。

 このようにNo Time To Dieでは、作品全体を通して男性のファンタジーから抜け出したボンドがいきいきと描かれている。ボンドと仕事仲間の女性が恋愛関係に発展しないことは作品に良いアクセントを与えている。ノーミやパロマとのシーンは、ボンドのユーモラスな魅力を引き出すことに貢献している。本作は以前のボンドシリーズから劇的な変化を遂げたクレイグボンドの最後に相応しい作品となっていると思う。

 

充実した内容で背中を押してくれる1冊、ビネバル出版『社会人のための北欧留学2022年版』

 ビネバル出版から発売の『社会人のための北欧留学2022年版』を読みました。「まえがき」によると12年ぶりの刊行ということで私は初めて手に取りました。ビネバルでデンマーク語を習っているのでFolkehøjskoleに行く人や行ってきた人と接する機会も多く、どんなところなんだろう?行ってみたいなぁ、と思っていたのでこの本の刊行が楽しみでした。

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www.bindeballe.com

 

 本書の内容は、デンマークのFolkehøjskole各校の紹介を中心に留学準備から入学までのアドバイスが丁寧に書かれています。「目次」は上に貼ったビネバル出版のサイトで確認できます。本書全体を通して、Folkehøjskoleでの体験は各個人によってまったく違うということ、Folkehøjskoleは自由に自分から学ぶ姿勢が尊重される場であることが強調されています。つまり、Folkehøjskoleでの体験が良いものになるかは自分次第ということです。言われたことをやるだけの学びに満足していない、自分であれもこれも挑戦してみたいけど機材・場所がないという人にとっては最高の環境だと思います。

 本書の中心となるFolkehøjskole紹介では75校が紹介されています。どのFolkehøjskoleも個性的で面白そうです。私はその中でも「ビール醸造」が選択できる学校にとても興味をそそられました。最近マイクロブルワリーが注目を集めており、日本にも個性的なマイクロブルワリーが数多くありますね。Folkehøjskoleで「ビール醸造」を学んで、その体験をマイクロブルワリーに発展できたら…などと想像が膨らみます。

 Folkehøjskole紹介の他に本書では各種ビザ申請についてもアドバイスが書かれています。申請方法などは自分自身で最新情報の確認が必要ですが、具体的な流れが書かれていたので想像より簡単そうだとか、ここは慎重にやらないといけないんだなとか、計画・準備する上でとても参考になると思います。

 

 昨年、私はFolkehøjskoleに短期留学してみたいと思い準備をしようとしていました。その矢先にコロナが流行し、結局私の北欧留学は保留のままとなっています。しかし、この本を読んで本格的に留学準備を進めようかなと思い始めています(予定は未定ですが…)。デンマーク語を習い始めてもう少しで5年になるので、今までの学習の成果を試したいと感じてもいます。その場としてFolkehøjskoleは最適かもしれません。計画が実現する日まで、じっくり本書を読んで準備したいと思います。

 

デンマークのサイレント映画 Kørsel med grønlandske Hunde(1897)

 今日からしばらく、デンマークサイレント映画を紹介しようと思う。

 

Kørsel med grønlandske Hunde

 今回紹介する映画は、1897年にデンマークで初めて撮影された映画Kørsel med grønlandske Hunde(直訳では「グリーンランド犬による運転」という意味。日本語的に自然なのは「グリーンランド犬の橇引き」)だ。

以下のリンクから、この映画を観ることができる。
www.stumfilm.dk

 これは犬ぞりに乗る人物を捉えた映像で、その長さは48秒という僅かなものだが、犬たちやそれを追いかける人物の生き生きとした様子が映しだされている。雪原を走り回る犬たちがかわいい。私の知っている犬ぞりは立って乗るタイプだが、これは座って乗るタイプのようだ。走り出したそりを追いかけて飛び乗るのは難しそう。デンマーク映画協会(DFI)の資料によれば、この映画は1897年に写真家ピーダ・エルフェルトによって撮影されたものだという。犬ぞりを操る人物は、ヨハン・カール・ヨーンスンという人で、グリーンランドで植民地管理をおこなっていたそうだ。

 

Fælledparken

 この映画が撮影された場所は、コペンハーゲンのフェレズパーゲン(Fælledparken)という公園だ。この公園は、コペンハーゲンの中心から北に位置し、現在も市民の憩いの場となっている。

 


 最近、私がお気に入りのYouTubeチャンネルCity Exploreにフェレズパーゲンを撮影した動画があったので、以下にリンクを貼っておく。このチャンネルは、他にもコペンハーゲンをサイクリングしている素敵な動画を多くあげているので、コペンハーゲンの街並みが恋しい方はぜひ見てみてほしい。 

 


youtu.be

 

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〈参考文献〉
デンマーク映画協会公式サイトKørsel med grønlandske Hunde | Det Danske Filminstitut

Peter Elfelt | Det Danske Filminstitut

デンマーク版DVD・Blu-rayの通販ができるサイト

デンマーク版のDVD・Blu-rayを買う際によく使う通販サイトがあるので、そこを紹介しようと思う。

それはこちら


「DVD CITY」http://www.dvdcity.dk/go.aspx?52X313

 

こちらのお店は新品・中古のDVD・Blu-rayを扱っている。サイト内は、デンマーク語表示のみ。
商品タイトルの横に「brugt」(中古という意味)と記載されているものは中古品で、タイトルだけのものは新品。中古はかなり安い。5DKK(90円ぐらい)とかの商品もある。

もちろん日本への配送に対応している。
以前は送料が高かったが、最近はかなり安くなっていて利用しやすくなった。

最近買った際にかかった送料は、79DKK(1400円ぐらい)だった。
安い分、追跡はできない。1ヶ月ぐらい待てば届くという感じ。
私は、今のところ郵便事故にあっていないから満足している。

以上、私の経験からのおすすめサイトでした。
ご利用の際は、自己責任でお願いいたします。

2021年一本目のデンマーク映画、『ある人質 生還までの398日』

2月19日から劇場公開されている『ある人質 生還までの398日』を観た。

監督:ニールス・アルデン・オプレヴ、共同監督:アナス・W・ベアテルセン、脚本:アナス・トマス・イェンセン。

デンマーク映画、さらに脚本はアナス・トマス・イェンセンということで期待大。共同監督のベアテルセンは、交渉人のアートゥア役も務めている。彼は、『ミフネ』、『幸せになるためのイタリア語講座』などにも出演していて、私の中で若い頃の印象が強かったが、本作のような渋い雰囲気もいいなと感じた。

 

本作は、体操選手から写真家に転身したダニエル・リューが、戦場カメラマンの第一歩として訪れたシリアで現地武装勢力に拉致されてしまうところから始まる。この映画は、実話に基づいた物語だそうで、原作(著者:プク・ダムスゴー、訳:山田美明『ISの人質 13ヶ月の約束、そして生還』光文社新書)がある。

全体の感想として、観る前に思っていたより救いがある描き方をしているなと感じた。普段辛い北欧映画を観すぎているせいなのかもしれない。もちろん残酷な行為が表現されているので、見るのが辛くなるシーンが多くある。

物語の中心は武装勢力との交渉だが、人質の交渉を通してデンマークアメリカの関係が抱える問題を投影しているような印象も受けた。人命の前には国家と国家の関係が立ちはだかっていることを強く意識させられた。

また、いわゆる第三世界を扱っているデンマーク映画が指摘されがちな視点として、第三世界側からの視点が弱い点は、本作でも気になる。紛争地域の民間人はこのような危険に毎日晒され続けているということや、武装勢力側からの視点などがもう少し盛り込まれてもよかったかと思う。しかし、実話を基にしているいることもあって難しいところなのだろう。

 

他方で、本作を脚本家イェンセンの作品として観た時、いい意味でイェンセンらしさを感じない作品だった。カメレオンのように状況に適応するのがうまい、そういう彼らしさが表れていると思った。早く最新の監督作が観たいなー。

 

 

 

 

 

CourseraでScandinavian Film and Televisionコースを受けてみました!

 先月、Coursera(コーセラ)で北欧映画・ドラマのコースを受けて修了したので、その体験を書きます!

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コーセラとは?

  Coursera(コーセラ)とは、オンラインで誰でも無料で大学などの講義が受けられるサービス(MOOC)の一つです。

 コーセラの他にも「edX」「JMOOC」などがあり、様々な国の大学・教育機関がサービスを提供しています。利用は基本的に無料ですが、追加サービスが有料であるところもあります。コーセラは、修了証発行が有料でした。
 コーセラは、最初にアカウント設定をして、開講中の受けたい講義に登録すればすぐに講義が受けられます。機械学習や社会科学、言語学習などたくさんの講義があります。

 私は、コペンハーゲン大学が提供しているScandinavian Film and Televisionというコースを受けてみました。

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Scandinavian Film and Televisionコースについて

 
 このコースは、5週間で修了するもので、北欧映画・ドラマに関する10テーマの講義を受けるかたちになっていました。テーマごとにテストがあり、設定された期限までにテストを受けて7割以上取る必要があります。1週間に2テーマの講義を受け、それぞれのテストに合格して、次週に進むという流れでした。

 テストは、質問に対する答えをクリックして選ぶ形式で、3問程度の設問に答えるものでした。(例:以下の選択肢から・・・に適したものを3つ選べetc.)講義をよく理解していないとわからないものも多々ありました。3回連続で7割取れないと何時間かテストを受けられなくなる仕様なので、期限ギリギリにテストをすると間に合わないこともありそうです。 

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  各講義は、各テーマの講義動画を3つ見るかたちです。動画は、10分前後で英語音声・英語字幕付きです。(このコースは英語字幕のみでしが、英語以外の字幕があるコースもあるようです)
 このコースは、1人の教授が全テーマを講義するわけではなく、複数の教授がそれぞれの得意分野を担当する形式でした。一時停止も巻き戻しも自由なので、自分のペースで講義を受けることができます。動画だけでなく、講義内容がテキスト化されているので、それを読むことで内容を理解することもできました。

 コース全体を通して北欧映画・ドラマの概説をコンパクトに学べるものとなっていました。古典〜現代の作品まで網羅されており、代表的な監督の作品は詳しく解説されています。自分で調べるだけでは分からないポイントがコンパクトにまとめられているのは講義ならではだと思います。
 さらに講義とは別に学習用教材として、関連書籍や資料・映像のリンクも付けられていたので、このコースで興味を持ったより細かい部分の入り口を見つけることもできるようになっていました。

コースを修了して


 気軽な気持ちで受け始めたコースでしたが、英語音声・英語字幕だったので内容を理解するのに苦労する講義もありました。知っているテーマの講義だと、知らない単語があっても理解できたので、事前に日本語で調べられることは調べてから講義を受けたほうがより内容を理解できると思います。こういう点は、実際に大学で講義を受ける時と同じ感じです。

 テスト期限までに10分程度とはいえ6本の動画を見る必要があるので、自分の空き時間に自由に受講できるとしても、計画的にやることが求められます。コースの概要で、講義のレベルや受講に必要な1週間あたりの時間などもわかるので、確認してから受講することが可能です。
 リアルな講義とは違って気軽に試してみることができるので、留学前にお試しで受けてみるなど、様々な利用の仕方ができそうです。もちろん、実践的な英語学習にも最適だと思います。
 
 ぜひ来年の新たな挑戦にいかがでしょうか!

 

『デンマークで保育士』読みました!

 先月下旬に発売された『デンマークで保育士ーデンマークの子どもたちからもらったステキな時間ー』を読みました。著者である遠藤祐太郎さんは、私の通っているデンマーク語教室のスタッフさんでもあります。しばらく前から執筆をされていて、発売されるのを楽しみにしていました。 

デンマークで保育士―デンマークの子どもたちからもらったステキな時間

デンマークで保育士―デンマークの子どもたちからもらったステキな時間

 

 

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 この本は、遠藤さんが経験したデンマークの保育の様子が様々な面から語られます。子どもたちの様子ばかりではなく、保育園での生活を通してデンマークの文化や価値観をわかりやすく伝えてくれる1冊になっています。
 

 デンマークでは、人と人とのコミュニケーションで重要とされるのは対話であると考えられているそうです。その対話の様子も各エピソードからうかがい知ることができ、小さい子どもにも積極的に自分の考えを言ってもらう様子が印象的でした。自分の考えを他人に伝えるということは、小さい時からのその行為を繰り返すことと、大人がその機会を子どもに与えそれを優しく見守るという姿勢が大事なのだろうと思います。
 そして、もう一つ、デンマークで保育に携わるチャンスをどのように得たのかというエピソードもこの本の読み応えがあることろでした。人生の岐路での選択や新しいことにどんどん挑戦していく遠藤さんの姿勢に読んでいる側も勇気や励ましをもらえる気がしました。
 

 最近、デンマーク語に対するモチベーションが下がり気味だったのですが、この本を読んで、私もデンマーク語を使って何か経験を積みたいという意欲が湧きました。やはり実際に経験した方の話を読むということは、自分の将来のイメージを膨らませる上でも良い刺激になります。もっとデンマークのことが知りたくなるし、デンマークに行きたくなるそんな本でした。


おわり。